Zoom H3-VRを初めて使って見たゾッ!
バイノーラル
5.1ch
・・・
僕らにとってこれらの言葉は何だか恐怖だ。
というのも、今の所仕事でこれをやれと言われても全然対応できないし、未知すぎる領域だからだ。
それに、ちょっと試してみようものならすごく金額がかかってしまう・・。
そんな中!
救世主が現れた!
そう、Zoom H3 VRだ!
これは何がすごいって、アンビソニックという形式でとりあえず録音をしておいて、
あとで向きや角度を変えて
・ステレオ
・バイノーラル
・5.1ch
に変換することができてしまう。
そして何より価格が安い!!
これまでアンビソニックの世界観を体験したいとすると、専用のマイクを買って、DAWに録音をしなくてはいけなかったので、それをお仕事にしているとかじゃないと正直しんどかった。
それが、3万5000円でできてしまう。
今までちょっと試すだけで10万円以上は確定だったから、大きな価格破壊だ。
多くの製作陣にとって、今まで体験したことがない世界をお手軽に一気に体験できてしまうので、僕のように立体音響を初めて触る人にとってはうってつけの入門モデルだと思う。
先日、友人主催のイベントで早速収録をして見てでコードをして見たんだけれど感想としてこんな感じでした!
◾️音質面
ちょっと硬め。AKGっぽい音かな?もしかしたら風防ありきで設計されているのかもしれない。
◾️取り扱い
非常に簡単。ポン置きで十分いけるし、マイクスタンドへも変換ネジを用意すればすぐにアタッチできる。
全面以外にも背面にもランプがあるのが気が利いている。
パッと見て録音がちゃんとできているのかがすぐ確認することができるからだ。
◾️デコードについて
・ステレオ
非常に素直なステレオ。全然問題ない。
・バイノーラル
動きが弱いものに対してはあまり向いていないかも?
センター定位が常に上にいる感覚があり、不思議。
どうやって編集していくか、どう応用していくかは要研究
・5.1
不思議な臨場感が生まれる。
と言っても、無理やりS1でステレオでミックスダウンしているだけで、特に5.1からステレオへのダウンミックスすら行なっていないんだけれど・・・。
出来ることを考えるためにまずは無料の道具を調べてみる。
AMBEOシリーズ。今の所基本無料。
AmbisonicのA→Bやバイノーラルパンナーなど。
REAPER | Audio Production Without Limits
無料ではないけれど、Tools以外で5.1をしっかり扱えるDAW
DH Wrapper 5.1ch→ステレオへのダウンミックス。
残念ながらWindows対応のみ。
https://developer.oculus.com/downloads/audio/
VRゴーグルメーカーOculusのプラグイン。Oculus Spatializer
性能高いらしい。
プロ仕様のもの
https://www.waves.com/bundles/dts-neural-surround-collection
wavesのDTSバンドル。良さげ。
https://nugenaudio.com/surroundsuite
Nugenのスイート
https://sonicscoop.com/2018/02/08/7-indispensable-plugins-for-surround-sound-mixing/
サラウンドプラグイン定番まとめ
と、一通り無造作に調べて見たところで、なかなか面白そうでもあり難しそうだ・・!という感じ。
明日はこのレコーダーでリハスタに録音しにいくので、色々また可能性を模索して行きたい。